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抽象度をもっと上げることで”対極の両立”を実現する

こんなに長くデザインやクリエイティブの仕事に携わってきて

やっと、わかってきたと感じることがある。

一つの考え方に興味や思いを虎視してしまうと、

プロのクリエイターや発明家としても、

決して新しい組み立てはできなのだ。

『これは、まだ誰も、どこにも無いことかもしれない』

という思いに興奮したり、やった感に酔いしれてしまうタイプや

そのレベルで留まっている時は、

絶対に『ジャンプして次元を変える』という

突破口を見つける事はできないのである。

熱くなるからできないのか、できない体質だから熱くなるのか、

ここはニワトリが先か卵かの関係にいるかもしれない・・・・

先月の終わりにSK2という化粧品メーカーの販促Vの最新のものを見た

あの池江璃花子をドキュメント的に捉えたものだ。

めちゃくちゃいい。

クオリティも、映像もいい。

内容も素晴らしいと言いたくなる。

そうあの是枝裕和氏が監督しているらしい

あまりに出来が良いのだ。

あまりに出来が良いから

この今の世の中の状態で

オリンピックを強行したい派に利用されてると感じてしまい

凄く嫌な気になった。

本当に残念な気もちに。

が、

一週間ほどして

考え方が変わった・・・

もちろん彼女を直接話したわけでもなく

是枝氏と直接話したわけでもない

しかし、

もしかしたら、利用されることを十二分に分かった上で、

その上をゆく、もっと高い抽象度で

仕事を引き受けたのかもしれないと思った。

断ることはたやすいが、”戦い”方はいろいろあるかもしれないと。

何の根拠もないが。

そう思いたいだけかもしれないが。



No intention, No design

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