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建築家の作った椅子/Series 7 Chair

1955年にプライウッドによる背と座の3次元一体成形で

より耐久性に優れ、

洗練されたフォルムを持つセブンチェアが

フリッツハンセン社から発売された。

建築家のアルネ・ヤコブセンのデザインである。

ベースになったのは、3本足チェアのアント、

同じヤコブセンデザインだ。

アントチェアを進化させる形で、

大きな背と座を持ち、

より座り心地が追求されたセブンチェアは、

ミッドセンチュリーデザインの名作になった。

個人的にも、

すでに30年以上、

自宅のダイニングチェアとして使用しているが、

他の椅子に目がいかない。

発売から65年が経つが、

今でも新品で購入でき、

メンテナンスのパーツも、もちろん入手できる。

”サスティナブル”などと言い出さなくても

当たり前の世界なのだ。

アルネ・ヤコブセンは建築家であり、

戦時中に建物の仕事ができなかった、

そこで、テキスタイルや家具のデザインを手がける、

その後、建築における理想を追求した

総合的デザインの考え方も、

この辺りに関係がありそうだ。

建物の中の家具までも含めた一貫性と言う点は、

ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、

近代建築の三大巨匠と言われるドイツのミース・ファン・デル・ローエに

大きな影響を受けている。



https://ja.wikipedia.org/wiki/アルネ・ヤコブセン
https://en.wikipedia.org/wiki/Arne_Jacobsen

https://www.sempre.jp/item/650601/

https://ja.wikipedia.org/wiki/ル・コルビュジエ
https://en.wikipedia.org/wiki/Le_Corbusier

https://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ロイド・ライト
https://en.wikipedia.org/wiki/Frank_Lloyd_Wright

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