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仕事とは何かを深く考えることの重要性 1

映画は嫌いではない。

見てきた本数は、もしかすると

一般的に人が見る映画の数を遥かに超えているかもしれない

割合的には圧倒的に海外モノが多いが、

邦画でも気になるものは少なくない

特に黒澤映画を含めて、

50〜60年代の邦画は素晴らしい物が多いように思う

もちろん、近年でも名作と呼びたい映画はいくつかある、

その一つが「舟を編む」だ。

原作は三浦しをん氏、

なんと女性ファッション誌の連載だった(監督は石井裕也氏)

なので基本恋愛モノらしい・・(ここではストーリーは割愛する)が、

彼女の作家としての執筆テーマでもある、

「1つの仕事や物事に真剣に取り組む人たちを描く」が

色濃く出ているとも思う。

すでに10回以上見ているのだが、

後半の仕事の大詰めの下りは、

何回見ても取り込まれてしまう。

そう、大切なことに気づかせてくれるのである。

人が働くとは?

仕事とは何か?

生きるとはどういうことなのか?

人と社会との関わりあいとは?

こう言いだすと、何かとても重い映画に思えてくるが、

そこは人が人を大切にする恋愛感もあり、

なかなかよいのだ。

大切なことがいっぱい詰まっている映画だと思う。

人の人生においてゴールドな時とは、短期的にも、スポット的にも

何か理屈では語れないように思う。

社会を織り上げていく場面に遭遇できることは、

人生において最上に幸せなことなのだと思う。

今の時代は、

ノー残業DAYから始まり、働き方改革・・・などなど

ある意味、不幸な時代なのかもしれない。

いつも見終わると、思ってしまうのである。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/舟を編む

https://ja.wikipedia.org/wiki/三浦しをん