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デザインの始まり2(言葉定義の広がり)

輸入概念である日本では、

デザイン(design:英語)は「図案」「意匠」「デザイン設計」「計画設計」

「応用美術」「意匠設計」「造形デザイン」「芸術工学」など、

いろいろと訳語されている。

直訳的には「意匠」「設計」「創意工夫」が近いのだろうが、

”デザイン”という生物のように

進化変体してその対象範囲が増え続けている。

デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく

“計画を記号に表す”という意味のラテン語『designare』である。

現代的に、もう少し別の言い方をすれば

さまざまな、”こと”、”モノ”に対して、

具体的な課題、問題を解き明かすために思考・概念の組み立てを行い、

それを様々な媒体に応じて表現することと解される。

かえってやこしい言い方になってしまったかもしれない(笑)

まあ、長い間、

単に表面を飾り立てることによって

美しくみせる装飾(デコレーション)と解されるような

社会的風潮も日本においてはあったが、

最近では語源の意味が広く理解・認識されつつあると思う。

さらに、形に現れないものを対象に、

人の思考、行動、その計画、行動指針を探ることや、

そのものを「キャリアデザイン」「生活デザイン」・・などとして

定義するところまで来ている。

一般的に時代とともに新しい言葉で、

概念を言い変えてみたり、新しさを示したりすることも多い中、

意味の転用として”デザイン”を使うケールもあるだろう。

https://en.wiktionary.org/wiki/designare

https://de.wiktionary.org/wiki/designare

https://ja.wikipedia.org/wiki/デザイン
https://en.wikipedia.org/wiki/Design

DESIGN de SMILE ! = Connecting beyond the inner.