ブライアン・エプスタインとビートルズの元秘書だった
フリーダ・ケリー(Freda Kelly)のインタビューで綴るドキュメントだ。
彼女は港町リバプールで無名だった彼らのローカルファンとして
1962年からメンバーの家族とも親して、
解散後の1972年まで、ファンクラブの代表を兼任していた。
ビートルズマニアにとっても大変面白く興味深い内容だが
ビートルズのことを全く知らなくても、
ひとりの少女の大人になっていく成長ドキュメンタリーとしても
素晴らしい映画になっている
ビートルズという20世紀最大の音楽の怪物と
その等身大の人間臭い真の姿もしっかりと観せてくれる
個人的にもビートルズは音楽だけでなく、
多面的に感性の形成の中心になったすべてであり、
このドキュメントは不思議な心持ちで楽しめた。
こんな少ない文面で書き表せれるものではないのであるが、
とにかくいいドキュメンリーだ。
音楽を飛びこして、時代のカルチャーからデザイン、
そして、思想まで影響を与え続けたビートルズというムーブメント、
メンバーも含め、このムーブメントを生み出して、
支え続けたのは、天才的特別な人たちではなく
彼女のような多くの普通の人たちだったのだろう。
そのことを強く気づかせてくれる。
彼女は、一番4人の近くにいた彼らの妹のような人で、
あまりににも多くもことを知っていただろうし、
だからこそ、自分の経験について本を出版するといった
申し出を断り続けたのだろう。
ビートルズ解散後の70年代には、
世界中のファンが欲しがるお宝の品々をファンに譲たり、
思い出についても硬く口を閉ざしたままだった。
しかし、息子の死や孫の誕生によって心境が変化し
このドキュメンタリーに同意したのだという。
製作費の調達もクラウドファンディングプラットフォームのKickstarter
映画のタイトルになったのは、
ビートルズがファンクラブ会員のために
1963年から毎年作成していたクリスマス・レコードの録音の中で
ビートルズメンバーたちが呼びかけ「Good old Freda!」であり、
そして、ドキュメンタリー映画の最後には
リンゴ・スターがケリーにメッセージを贈っている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フリーダ・ケリー
https://en.wikipedia.org/wiki/Freda_Kelly
https://www.hulu.jp/good-ol-freda
No intention, No design
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