「鶴は千年、亀は万年」という言葉があります。
鶴や亀は、長寿吉兆の縁起の良いものと古くから
さまざまなところでデザイン(意匠)として用いられてきました。
その中でも亀を用いた「亀甲文様」は特に人気が高く、
日本伝統の吉祥文様の代表としても、今なお広く知られている。
日本伝統の代表的吉祥文様たち
https://ja.wikipedia.org/wiki/吉祥文様
それ自体は飛鳥・奈良時代に、中国から日本へ伝えられたとされ
亀の甲を焼いてそのひび割れの方向で占いをし、神の意と考えたり、
また亀の甲(六角形)が崩れない連続模様で、永遠の繁栄を願ったと言われています。
平安時代に有識文様として定着し、
亀甲模様が用いられた着物や帯、陶器などは金彩など華やかなものが多く残っています。
当時は貴族のものとされて、一般庶民は見ることすらできなかった格式高い文様でした。
鎌倉時代以降は、武士の権力台頭と共に、武士の服装や道具に多用されるようにもなっていきます
その後、一般の人々の目にも触れるようになり、より広く広がっていきます。
どことなく力強さも感じられるのは、こういう流れのせいかもしれません。
「きっこう」「きこう」「かめのこう」の3つが読みがあるので、
一般的に「亀甲柄(きっこうがら、きこうがら)」や
亀甲模様(きっこうもよう、きこうもよう」など
「きっこう」や「きこう」と読む場合もあり、ややこしい(笑)
アジア圏でも「亀のモチーフ」は「長寿・健康・身の安全」を象徴します。
ヨーロッパ・西洋でも「人生の安定」「身の潔白」を意味するものとして、人気の高いモチーフです。
洋服のデザインやタトューにも「愛」「忍耐」「勇気」「安定」「身の安全」などの意味として多用されています。
特にハワイでは、アオウミガメ(Green Sea Turtle)をホヌ 【Honu】と呼び、
古くから神話に登場したり、ペトログリフ(古代の絵文字)に描かれるなど、
ハワイの人たちにとっては神聖な生き物として、
現在も、幸福や繁栄の象徴として大切にされています。
ウクレレのヘッドにも亀のレリーフ
No intention, No design
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