もともとは、思想だったものに、木材や、土、金属など具体的な物質で色や形を持たせたことで、
洗脳的、信仰的、対象としての偶像が生まれたのだろう
偶像という言葉の中には「人形」「人間に似せた物」など、
いくつかの意味が含まれていると言われている。
当時、人を引きつける何らかの支配的な儀式や刷り込みになど、
崇拝の対象を像として神像や仏像などに利用することは、もの凄い力を発揮したのだろう。
今で言えばプロダクションマッピングが近いかもしれない
強い光や大きな音は、人の変成意識を生成し、大きな力を集約する場合の有効な手法だ
もちろん、それらの信仰形態を仕掛ける側が、自ら偶像崇拝と定義することは表向きにはない。
しかし、ヨーロッパの多くの美術館で、
キリスト像・聖母像・聖人像等を展示しているし、
もともと宗教美術はヨーロッパ発祥であり、
東洋・中東の仏像・神像を美術品として扱ったのも西洋人がはじまり。
色や形を持たせることでイメージの総合力を利用したのは、間違いないだろう