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美しい紋様1:『青海波』それはそれは深い深い物語がある

世界中に美しい紋様がある。

さざなみのような粋で、

クールな日本の紋様で

人気のあるデザインのひとつに

「青海波(せいがいは、せいかいは)」がある



広い海がもたらす恩恵を感じさせ、

無限に広がる波のデザインに未来永劫へと続く幸せへの願いや、

人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄と言われている。

とくに鹿皮を使って作られる印伝の「青海波」は

立体感もあり、

より豪華で存在感の高くデザインがより引き立つ。



名前のまま「青」「海」「波」、

北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」ともイメージが重なり

海に囲まれた日本だからこその紋様だと思っていた。

ところがである、この紋様のルーツは

雅楽の演目の日ひとつ「青海波」から始まっていて

その演目で使われる踊り子の衣装の模様からきたているらしい



雅楽には大きく4つの要素があり「青海波」は

1.演目(ストーリー)

2人の楽人(がくじん)がゆったりと袖を振りながら舞う非常に優美な舞

紅葉賀(もみじのが)の場面を取り上げた

源氏物語五十四帖の巻の一つ、

光源氏19歳の秋までの1年間の出来事を描いている。

2.舞楽(おどり)

左方(さほう)の二人舞。番舞(つがいまい)は「敷手(しきて)」 正式には「輪台」に続けて舞う。

二人の楽人がゆったりと袖を振りながら舞う非常に優美な舞




3.管絃(音楽)

盤渉調(ばんしきちょう)の曲

盤渉調から黄鐘調へと渡物として渡される



4.装束(衣装)

半円形を三重に重ね、波のように反復させた模様「青海波」と

霞の模様が刺繍された下襲に、

牡丹などが織られた半臂をまとい、

千鳥が刺繍された袍の右肩を袒ぎ、太刀を佩き、別甲をかぶる。




話は横道にそれるが、雅楽の衣装はそれはそれは面白いし

雅楽の歴史についても、もっと調べてみたいが

大きく言ってしまえば、雅楽も、

4〜5世紀前後、大陸からの儀式用の音楽や舞踊の一つとして伝わり

だんだんとそれ以前に伝わったものや日本古来の音楽や舞踊、

さらに、唐楽、高麗楽、渤海楽、林邑楽をはじめ、

世界中の音楽や楽器がミックスされていったのだろう

デザインも同じと言っても良いだろう

その証に青海波のに似たようなデザインは世界中にあるのである。

つづく・・・・









https://ja.wikipedia.org/wiki/青海波
https://ja.wikipedia.org/wiki/紅葉賀

https://ja.wikipedia.org/wiki/雅楽
https://en.wikipedia.org/wiki/Gagaku

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